USBケーブル 【USB cable】

概要

USBケーブル(USB cable)とは、コンピュータ周辺機器の接続などに用いられるUSB規格に対応した通信ケーブル。片方の端子がLightningコネクタなど他の方式になっている変換ケーブルも存在する。

USB 1.1/2.0/3.0など対応しているUSB規格のバージョンにより最高通信速度などが異なる。コネクタ形状は大きさや端子形状の異なる複数の種類があり、用途や対応機器によって使い分ける。USBにはデータ伝送だけでなくケーブルで給電する仕様(USBバスパワー/USB Power Delivery)があり、携帯機器などでは充電用や電源用としてUSBケーブルが用いられることもある。

初期のUSB規格では、コンピュータ側が断面が長方形のUSB Type-Aコネクタプリンタなど周辺機器側が断面が正方形に近いUSB Type-Bコネクタになっているケーブルがよく用いられていた。

デジタルカメラスマートフォンなどの携帯機器との接続需要が高まると、コンピュータ側はType-A、携帯機器側がミニUSBUSB Mini-A/USB Mini-B)やマイクロUSBUSB Micro-A/USB Micro-B)になっているケーブルが充電やデータ転送などのために用いられるようになった。

USB 3.1では様々な機器で統一的に使用できる小型のUSB Type-Cコネクタが規定され、高速なデータ伝送や大容量の電力供給が可能となっている。以降は対応機器の普及に伴って両端がType-Cのケーブルが一般的になりつつある。

(2020.7.3更新)

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この記事の著者 : (株)インセプト IT用語辞典 e-Words 編集部
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