ノードロックライセンス【node-locked licensing】

商用ソフトウェアで利用者に提示される使用許諾の方式の一つで、ソフトウェアを導入する際にライセンス認証(アクティベーション)の手続きを行い、以降はそのコンピュータ上でのみ使用が許諾される。
認証にはライセンスキーやシリアル番号、ユーザーアカウントなどが用いられ、開発元の運用するライセンス管理システムにコンピュータが登録される。認証が完了すると、そのライセンスは登録されたコンピュータでのみ有効となり、他のコンピュータで同じライセンスを使用することは認められない。
コンピュータの買い替えや故障などで別の機器に移行する必要が生じた場合は、現在使用しているコンピュータでライセンス認証の解除(デアクティベーション)の手続きを行うことで認証前の状態に戻し、新しいコンピュータで改めてアクティベーション操作を行うことで利用を継続できる。近年ではクラウドベースのアカウント管理と連動し、Webブラウザ上で認証端末の切り替えを行える製品も増えている。移行回数や期間に制限が設けられている場合や、販売元への申請が必要な場合もあるため、使用許諾契約の内容を事前に確認することが望ましい。
もともとライセンス認証はこの方式が一般的であったため、他の方式と併存・選択できる製品以外では「ノードロックライセンス」という名称をあえて用いず、「スタンダードライセンス」や「通常ライセンス」といった名称で提供されている製品も多い。
一方、ソフトウェアの導入自体は何台でも可能で、ライセンス数を管理するサーバを運用することで、ライセンス数の範囲内であれば複数のコンピュータで同時にソフトウェアを使用できる方式を「フローティングライセンス」という。CADソフトやソフトウェア開発ツールなど、利用者ごとに常時使用するとは限らない製品で、ライセンスを効率的に運用する目的で採用されることが多い。