ノードロックライセンス 【node-locked licensing】
概要
ノードロックライセンス(node-locked licensing)とは、ソフトウェアの使用許諾契約(ライセンス)の一種で、ソフトウェアを導入した特定の一台のコンピュータでのみ使用が認められる方式。個人利用を想定した製品に多い。商用ソフトウェアで利用者に提示される使用許諾の方式の一つで、利用者はある特定のコンピュータにソフトウェアを導入する際にライセンス認証(アクティベーション)手続きを行い、以降はそのコンピュータでのみ使用を許諾される。
買い替えなどで別のコンピュータで使用する必要が生じた際には、販売元へアクティベーション解除(デアクティベーション)の手続きを行うことで認証前の状態に戻すことができ、再び新しいコンピュータに導入して使用することができる。
もともとライセンス認証はノードロックライセンス方式のものが一般的だったため、他の方式と併存・選択する場合以外では、あえて「ノードロックライセンス」という用語を使わないことも多く、「スタンダードライセンス」のような名称になっている製品も多い。
一方、導入自体は何台でも可能で、認証状態を管理するサーバを運用することでライセンス数の範囲内なら同時に複数のコンピュータでソフトウェアを使用できる方式を「フローティングライセンス」(floating licensing)という。
(2020.2.14更新)