ノードロックライセンス 【node-locked licensing】

概要

ノードロックライセンス(node-locked licensing)とは、ソフトウェア使用許諾契約(ライセンス)の一種で、ソフトウェアを導入した特定の一台のコンピュータでのみ使用が認められる方式。個人利用を想定した製品に多い。

商用ソフトウェア利用者に提示される使用許諾の方式の一つで、利用者はある特定のコンピュータソフトウェアを導入する際にライセンス認証アクティベーション)手続きをい、以降はそのコンピュータでのみ使用を許諾される。

買い替えなどで別のコンピュータで使用する必要が生じた際には、販売元へアクティベーション解除(デアクティベーション)の手続きをうことで認証前の状態に戻すことができ、再び新しいコンピュータに導入して使用することができる。

もともとライセンス認証はノードロックライセンス方式のものが一般的だったため、他の方式と併存・選択する場合以外では、あえて「ノードロックライセンス」という用語を使わないことも多く、「スタンダードライセンス」のような名称になっている製品も多い。

一方、導入自体は何台でも可能で、認証状態を管理するサーバ運用することでライセンス数の範囲内なら同時に複数のコンピュータソフトウェアを使用できる方式を「フローティングライセンス」(floating licensing)という。

(2020.2.14更新)
この記事の著者 : (株)インセプト IT用語辞典 e-Words 編集部
1997年8月より「IT用語辞典 e-Words」を執筆・編集しています。累計公開記事数は1万ページ以上、累計サイト訪問者数は1億人以上です。学術論文や官公庁の資料などへも多数の記事が引用・参照されています。
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