読み方 : ユーエスビーオンザゴー

USB On-The-Go【USB OTG】

概要

USB On-The-Goとは、USBの拡張仕様の一つで、パソコンを介さずにデジタル機器同士を直接接続してデータを送受信できる機能。USB 2.0の追加仕様として2001年に策定され、以降のUSB規格にも引き継がれている。
USB On-The-Goのイメージ画像

通常のUSBは、パソコンなどのホスト機器が全体を制御し、周辺機器はその指示に従って動作するという主従関係を前提とした規格である。このため、ホスト機器を介さずに、デジタルカメラとプリンタのような機器同士を直接つないでもデータのやり取りはできない。

USB On-The-Goに対応した機器同士であれば、ケーブルで直結するだけで互いを認識し、通信を確立できる。例えば、デジタルカメラとプリンタを直結して撮影画像を印刷したり、スマートフォンにUSBメモリを接続してファイルを読み書きしたりといった使い方が可能である。

この機能を実現するため、対応機器のUSBコントローラには通常の周辺機器としての動作に加え、限定的なホストとしての機能が組み込まれている。接続相手に応じて役割を動的に切り替える仕組みになっており、パソコンと接続した際には周辺機器として振る舞い、別のUSB機器と接続した際にはホストとして動作する。マイクロUSBコネクタではIDピンの状態によってどちらがホスト側になるかを識別し、バスへの電源供給もホスト側の機器が担う。

スマートフォンやタブレット端末の普及に伴い、USB On-The-Goはモバイル機器とUSBキーボード、USBマウス、外付けストレージといった周辺機器を接続する状況で広く使われるようになった。近年主流となっているUSB Type-Cコネクタでもこの仕組みは引き継がれており、機器間の相互給電にも応用されている。

(2026.6.18更新)
 

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この記事の著者 : (株)インセプト IT用語辞典 e-Words 編集部
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