USB On-The-Go 【USB OTG】

概要

USB On-The-Go(USB OTG)とは、主にパソコン周辺機器の接続に用いられるUSBの拡張仕様の一つで、パソコンなどを介さずデジタル機器同士を直に接続してデータを送受信できる機能。USB 2.0で導入された。

USBでは基本的にホストとなるパソコンなどの機器を中心に他の機器を接続してデータを送受信するが、USB On-The-Go対応機器間ではケーブルを直に接続すると互いに相手方を認識しデータをやり取りすることができる。デジタルカメラプリンタに接続して直接印刷するといった使い方が可能となる。近年ではスマートフォンタブレット端末キーボードなど外付けの周辺機器を接続してパソコンのように利用するためによく用いられる。

対応機器のUSBコントローラICには通常の周辺機器としての機能の他に、限定的なUSBホストとしての機能が内蔵されている。相手側の機器の種類によって、パソコンと接続する際には周辺機器として、他のUSB機器と接続する際にはホストとしてそれぞれ振る舞うというように役割を切り替えることができる。

(2018.8.15更新)

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この記事の著者 : (株)インセプト IT用語辞典 e-Words 編集部
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