USBセレクティブサスペンド 【USB selective suspend】

概要

USBセレクティブサスペンド(USB selective suspend)とは、Windowsの省電力機能の一つで、長時間使用されていないUSB機器への電力供給を停止するもの。ノートパソコンなどでバッテリー駆動時間を伸ばすことができる。

Windows Vistaから導入された機能で、長時間何の通信も行っていないアイドル状態USB機器に対して、他の機器には影響を与えず個別に電源を落とすことができる。普段はあまり使わない機器を接続しっぱなしにしている場合などに電力消費を抑えることができる。

USBセレクティブサスペンドはデフォルトでオンになっているが、装置によってはコンピュータをスリープから復帰した際などにうまく再接続できない不具合が生じることがある。そのような場合には電源オプションでUSBセレクティブサスペンドをオフにすることで症状が改善する場合がある(電力消費は増える)。

(2022.4.27更新)
この記事の著者 : (株)インセプト IT用語辞典 e-Words 編集部
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