オープンソースコミュニティ 【open source community】 OSSコミュニティ / OSS community

概要

オープンソースコミュニティ(open source community)とは、あるオープンソースソフトウェア開発保守、その他関連する活動に携わるに集団や団体。法人格や規約を持ち団体として組織化されたものと、有志の個人がゆるく連帯して活動する形のものがある。

オープンソースソフトウェアプログラミング言語などで書かれたソースコードが公開されているソフトウェアで、誰でもソースコードを入手して、使用や複製、販売を含む再配布、改変、自作ソフトウェアへの組み込みなどを無償で自由に行うことが許されている。

オープンソースコミュニティはインターネット上で公開されているオープンソースソフトウェアの開発者が集うコミュニティで、分散バージョン管理システムなどを用いて協力して開発を進める。大規模なソフトウェアなどでは寄付などを元に非営利団体を設立して専従メンバーを雇用する場合もあるが、ほとんどは有志のボランティア開発者である。

コミュニティ内では既存バージョン保守や修正、新バージョン開発パッケージや修正パッチリリースバグの報告や共有、関連するドキュメントの作成と公開、などの活動を行う。ユーザー会などの形でセミナーやカンファレンスを開催し、オープンソースソフトウェアの普及を促進する活動を行う場合もある。

(2024.7.7更新)
この記事の著者 : (株)インセプト IT用語辞典 e-Words 編集部
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