両端揃え 【ジャスティフィケーション】 justification / 行端揃え / 左右揃え
概要
両端揃え(ジャスティフィケーション)とは、複数行の文章を表示・印刷する際に、行の左右の両端に文字を揃えること。語間や字間を調整して左端にも右端にも文字が揃った状態になる。複数行にまたがる文章は、各行の先頭の文字の位置が縦に揃う左端揃え(left-aligned)で表示・編集されることが多いが、欧文だと右端側の文字の位置はバラバラになり、各行の末尾がガタガタ飛び出したり凹んだりした表示になる。
両端揃えを指定すると、左端揃えはそのままに、右端側の末尾の文字も縦に一直線に並ぶように調整され、段落全体が矩形を描くように文字が配置される。調整は主に単語間の間隔を変更して行われるが、単語内の文字間の間隔を変更したり、ハイフネーション(単語の途中で行をまたいで分割しハイフンで結ぶ)などが行われる場合もある。
欧文は左端揃えしたときの右端の変動が激しいためよく両端揃えが選択されるが、日本語のみの文章の場合は字幅が一定に近いため右端の揃えを気にすることはあまりない。日本語の文章でもアルファベットや数字と交ぜ書きする場合には選択されることがある。
(2018.8.1更新)