5432番ポート 【port 5432】 ポート5432 / TCP5432番

概要

5432番ポート(port 5432)とは、インターネットなどの通信アプリケーションの種類や通信規約(プロトコル)の識別に用いられるポート番号の一つ。データベース管理システム(DBMS)のPostgreSQLが外部から接続を待ち受けるポートとして用いられる。

ポート番号とは

インターネットではネットワーク層プロトコルとしてIPInternet Protocol)を用いるが、その上位のトランスポート層プロトコルとしてTCPTransmission Control Protocol)あるいはUDPUser Datagram Protocol)をよく用いる。

これらは同じ機器(一つのIPアドレス)で複数の異なるアプリケーションが同時に通信したり、異なる通信相手と同時に通信できるよう、データの送受信の窓口となる「ポート」という仕組みを備えている。ポートの識別や指定は0から65535までの整数でい、これを「ポート番号」という。

5432番ポートの用途

5432番ポートはそのようなポート番号の一つで、オープンソースの著名なDBMSである「PostgreSQL」においてサーバ側のデフォルト(規定)の接続待ち受け用ポートとして用いられる。管理者が設定で他のポートに変更することもできる。

この用途はインターネット運用団体のIANAに登録されており、いわゆる「レジスタードポート」(登録済みポート/ユーザーポート)の一つとして定着している。TCPUDPも登録されているが、通常はTCPが用いられる。なお、同じオープンソースRDBMSとして人気の高いMySQLMariaDBは同じ用途にTCP3306番ポートを用いる。

(2023.8.13更新)
この記事の著者 : (株)インセプト IT用語辞典 e-Words 編集部
1997年8月より「IT用語辞典 e-Words」を執筆・編集しています。累計公開記事数は1万ページ以上、累計サイト訪問者数は1億人以上です。学術論文や官公庁の資料などへも多数の記事が引用・参照されています。
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