6379番ポート 【port 6379】 ポート6379 / TCP6379番

概要

6379番ポート(port 6379)とは、インターネットなどの通信アプリケーションの種類や通信規約(プロトコル)の識別に用いられるポート番号の一つ。KVS(キーバリューストア)の「Redis」が外部からの接続を待ち受けるポートとして用いられる。

ポート番号とは

インターネットではネットワーク層プロトコルとしてIPInternet Protocol)を用いるが、その上位のトランスポート層プロトコルとしてTCPTransmission Control Protocol)あるいはUDPUser Datagram Protocol)をよく用いる。

これらは同じ機器(一つのIPアドレス)で複数の異なるアプリケーションが同時に通信したり、異なる通信相手と同時に通信できるよう、データの送受信の窓口となる「ポート」という仕組みを備えている。ポートの識別や指定は0から65535までの整数でい、これを「ポート番号」という。

6379番ポートの用途

6379番ポートはそのようなポート番号の一つで、オープンソースインメモリデータベースの一つであるRedis待ち受けポートとして利用される。RedisWebコンテンツキャッシュサーバとして用いられることが多く、6379番ポートでクライアントからの接続を受け付ける。

この用途はインターネット運用団体のIANAに「Redis」の名称で登録されており、いわゆる「レジスタードポート」(登録済みポート/ユーザーポート)の一つとして定着している。TCPのみが登録されており、UDPの用途は登録されていない。インターネットに接続されたサーバの場合、Redisを標的とした攻撃の対象となる場合もあるため注意が必要である。

(2024.8.21更新)
この記事の著者 : (株)インセプト IT用語辞典 e-Words 編集部
1997年8月より「IT用語辞典 e-Words」を執筆・編集しています。累計公開記事数は1万ページ以上、累計サイト訪問者数は1億人以上です。学術論文や官公庁の資料などへも多数の記事が引用・参照されています。
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