LPR 【Line Printer Daemon Protocol】 LPD

概要

LPR(Line Printer Daemon Protocol)とは、TCP/IPネットワークを通じてプリンタにデータを伝送して印刷するためのプロトコル(通信規約)の一つ。主にUNIX系OSで使われていたもので、1990年にIETFによってRFC 1179として標準化され、様々なOSや機器へ広まった。

プリンタに接続された制御のコンピュータ(プリントサーバ)へ印刷の指示や印刷データの本体を伝送するための手順を定めている。ネットワークを介して他のコンピュータに接続されたプリンタ共有プリンタ)で印刷を行ったり、プリントサーバ機能を内蔵したネットワークプリンタで直接印刷したりすることができる。

このプロトコルで印刷を受け付けるサーバ側の常駐プログラムのことをLPD(Line Printer Daemon)と呼ぶことがある。標準ではTCP(Transmission Control Protocol)の515番ポートで接続を受け付ける。

(2018.10.3更新)

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