中間配線盤 【IDF】 Intermediate Distribution Frame

概要

中間配線盤(IDF)とは、建物内に設置される通信回線の配電盤の一つで、建物の主配線盤と各戸の間に設置され、両者の通信を中継する機器のこと。

集合住宅やビルなどで外部に通じる通信回線をすべて収容し、集中的に管理する集線装置を主配電盤MDFMain Distribution Frame)という。内外を繋ぐ電話回線や光ファイバー回線CATVなどの加入者回線はすべてここを経由して各部屋、各フロアへ配線される。

小規模な建物ではMDFから各戸へ直に配線されるが、高層のマンションやオフィスビルなど、大きな建物に多数の回線契約者がいるような場合には、各階ごとなどの単位で中間配線盤が設置されている。回線の増設などの際にいちいち各戸から建物全体の主配線盤まで配線しなくても済むようになる。

(2020.6.22更新)

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この記事の著者 : (株)インセプト IT用語辞典 e-Words 編集部
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