読み方 : ちゅうかんはいでんばん
中間配線盤【IDF】Intermediate Distribution Frame
中間配線盤とは?

集合住宅やビルなどで外部に通じる通信回線をすべて収容し、集中的に管理する集線装置を「主配電盤」(MDF:Main Distribution Frame)という。内外を繋ぐ電話回線や光ファイバー回線、CATVなどの加入者回線、建物内のLAN配線などはすべてここを経由して各部屋、各フロアへ配線される。
小規模な建物ではMDFから各戸へ直に配線されるが、高層のマンションやオフィスビルなど、大きな建物に多数の回線契約者がいるような場合には、各階ごとなどの単位で中継装置として中間配線盤が設置される。回線の増設などの際にいちいち各戸から建物全体の主配線盤まで配線しなくても済むようになる。
また、LANケーブルなどでは100メートルといった伝送距離の上限が決められている場合があり、フロア数の多いビルや敷地の広い施設では、MDFから末端の機器まで一本のケーブルで届かないケースが生じる。そのような場合には、各フロアや棟ごとに中間配線盤を設置して、中継点とすることで距離制限をクリアする。
中間配線盤には通常、パッチパネルやスイッチングハブといった機器が収納されたラックが置かれる。パッチパネルは壁や床に埋め込まれた配線を一か所に引き込んでまとめる役割を担い、そこからスイッチへとケーブルで接続することで、各端末がネットワークに参加することができる。設置場所としては、各階を縦に貫通する配線用の空間が設けられているEPS室などが選ばれることが多い。