コアスイッチ 【core switch】 基幹スイッチ
概要
コアスイッチ(core switch)とは、ネットワークスイッチ製品の分類の一つで、組織内の中心的なネットワーク内部でのデータ転送・中継に用いられるもの。データセンターやビル全館といった大規模ネットワークで用いられる。建物内の構内ネットワーク(LAN)の中枢部(バックボーン)で各階や各部屋を相互に繋ぐことを想定したスイッチ製品で、インターネットなど外部ネットワークとの玄関口も兼ねることが多い。高い性能や信頼性、筐体や回線の高密度化が容易な設計などが求められ、高度な通信制御を行うためL3スイッチとなっている場合が多い。
これに対し、各部屋などネットワークの末端部で利用者が直接使う端末などの機器の接続に用いられるスイッチ製品は「アクセススイッチ」(access switch)「エッジスイッチ」(edge switch)などと呼ばれる。
また、ネットワークの規模によっては、各階ごとなど両者の中間で中継を行う「ディストリビューションスイッチ」(distribution switch)や「フロアスイッチ」(floor switch)が設置されることもある。
(2020.1.31更新)