ネクストホップ 【next hop】 ネクストホップアドレス / next hop address

概要

ネクストホップ(next hop)とは、ルータなどが持つ経路表(ルーティングテーブル)に記載される情報の一つで、個々の宛先ネットワーク毎に決められた、次に転送すべき隣接ルータ(のIPアドレス)のこと。

インターネットなどのIPネットワークでは、ルータなどの中継機器が隣の中継機器から送られてきたデータについて、その宛先に基づいて自身の隣の機器の中から適切な相手を選んで再送信する。個々のデータはこのような転送を何度も繰り返して宛先アドレスまで運ばれていく。

ルータは内部的にネットワーク上の経路についての情報をまとめた経路表を作成・管理しており、その中で宛先ネットワークアドレスごとに記載された次に転送すべき隣接ルータIPアドレスのことをネクストホップという。ネクストホップが不明なネットワークが宛先に指定された場合は、自分より経路に詳しいと思われるデフォルトゲートウェイへ転送される。

(2020.6.20更新)

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この記事の著者 : (株)インセプト IT用語辞典 e-Words 編集部
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