読み方 : エスブイアイ
SVI【Switch Virtual Interface】VLANインターフェース
概要
SVIとは、L3スイッチ上に設定される仮想的なネットワークインターフェースで、物理ポートではなくVLANに対応付けてIPアドレスを割り当てる仕組み。スイッチ内部で異なるVLANを接続することができる。

L3スイッチは、通常のネットワークスイッチが持つレイヤ2(イーサネットやWi-Fiなど)の転送機能に加え、ルータと同様のIPレベルのルーティング機能を備えている。しかし、物理的なポートはあくまでレイヤ2として動作するため、VLAN間でパケットをやり取りするには、各VLANに対してルーティング処理を行う論理的な出入口が必要となる。この出入口として機能するのがSVIである。
SVIはVLANごとに1つ作成され、そのVLANに属するすべてのポートに対応する。例えば、VLAN 10 にSVIを作成してIPアドレス「192.168.10.1」を割り当てると、そのアドレスが VLAN 10 のデフォルトゲートウェイとして機能する。同様に VLAN 20 にもSVI「192.168.11.1」を作成し、VLAN 10との間でルーティングすることで、スイッチ単体で VLAN 10 と VLAN 20 の間の通信が可能となる。
物理的な配線やルータを別途用意することなく、一台のスイッチ内部でVLAN間通信を完結できる点がSVIを用いる構成の利点である。これにより、機器の台数や配線の複雑さを抑えながら、セグメントを分離した柔軟なネットワーク設計が可能になる。
なお、SVIはVLAN間ルーティング以外にも利用されることがある。SVIをスイッチ自体の管理用IPアドレスとして設定することで、TelnetやSSHなどによるリモート管理が可能になる。この場合、管理用SVIを特定のVLAN(「管理VLAN」と呼ばれることが多い)に紐づけることで、管理用の通信を通常のデータ伝送から分離できる。
(2026.4.15更新)