スイッチポート【switch port】

L3スイッチは、リンク層でのスイッチングとインターネット層でのIPルーティングを一台で実行できる通信機器である。各物理ポートの動作モードは個別に選択が可能であり、リンク層(レイヤ2)レベルの接続やデータ送受信を行うよう指定されたポートがスイッチポートとなる。端末や他のスイッチを接続し、イーサネット(Ethernet)規格に準拠した通信の中継を担当する。
通常のL2スイッチと同様の運用が可能であり、パソコンやサーバといった末端の通信機器を繋ぐアクセスポートや、複数のスイッチ間を結ぶトランクポートとして使用できる。特定のポート群にVLANを設定してネットワークを仮想的に分割すれば、同一グループ内のみの接続に制限してセキュリティを高めることもできる。
一方、物理ポート自体に固有のIPアドレスを割り当て、インターネット層(レイヤ3)レベルによるパケット転送やルーティングを行うよう構成したものは「ルーテッドポート」(routed port)あるいは「ルータポート」(router port)と呼ばれる。内部のルータ機能に直結しており、MACアドレスではなくIPアドレスを参照して異なるネットワーク間を相互に接続する。L3スイッチでは同一筐体内にスイッチポートとルーテッドポートを混在させることができるため、利用者の端末を収容する機能と拠点間を結ぶルータとしての機能を柔軟に両立できる。
(2026.6.15更新)