PXE 【Preboot eXecution Environment】 PXEブート / PXE boot

概要

PXE(Preboot eXecution Environment)とは、コンピュータをネットワークを通じて遠隔から起動する方式の一つ。米インテル(Intel)社が仕様を策定している。

管理用のサーバから構内ネットワーク(LAN)を通じて指示を送信し、コンピュータの電源を投入し、オペレーティングシステム(OS)を起動することができる。

起動に必要なOSイメージはサーバからTFTP(Trivial FTP)と呼ばれるプロトコル(通信規約)を用いてその都度送信するため、起動するコンピュータには内蔵ハードディスクなどのストレージが無くてもよい。また、ストレージに記録されたOSとは別のOSをサーバから送信して起動することができる。

起動するコンピュータには、電源が入っていなくてもサーバからの指示を受信することができるPXE対応ネットワークインターフェース(NICやLANポート)が必要となる。起動時にネットワーク設定を自動で行うためにDHCPを利用するため、サーバ側にはDHCPサーバ機能も必要となる。

(2020.2.29更新)

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