アップリンクポート 【uplink port】 カスケードポート / cascade port / Uplinkポート

概要

アップリンクポート(uplink port)とは、イーサネット(Ethernet)のハブネットワークスイッチルータなどにあるケーブルの差し込み口(ポート)のうち、別の集線装置へ接続するケーブルを繋ぐためのもの。接続する相手側の機器は通常のポートに繋ぐ。

端子形状などは通常のLANケーブルのものでコンピュータ通信機器を繋ぐ通常のポートと変わらないが、筐体前面に並んだポートの端などに少し離して設置されたり、「Uplink」などと脇に表示されていることが多い。通常のポートと切替式になっているものと、アップリンクポート専用になっているタイプの二種類がある。

集線装置同士を相互接続してネットワーク拡張する手法は「カスケード接続」と呼ばれ、以前は内部の配線が通常とは反転しているクロスケーブルと呼ばれる専用のケーブルを用いて通常のポート同士を結んだが、アップリンクポートは端子の結線があらかじめ反転しており、端末の接続に用いるストレートケーブルカスケード接続することができる。

(2018.3.30更新)

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この記事の著者 : (株)インセプト IT用語辞典 e-Words 編集部
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