読み方 : コンソールせつぞく
コンソール接続【console session】
概要
コンソール接続とは、ルータやネットワークスイッチなどのネットワーク機器に設けられた専用の管理用ポートに、パソコンなどの管理端末をケーブルで直接つなぎ、設定や管理を行うこと。ネットワーク機能に依存しないため、初期設定時や障害発生時にも利用できる。

業務用のルータやスイッチには、通常の通信用のイーサネットポート(LANポート)とは別に「コンソールポート」と呼ばれる管理専用の端子が備わっている。ここに専用のコンソールケーブルを接続し、管理端末側のターミナルソフトを通じて機器を操作する。
接続後は機器内部のオペレーティングシステム(OS)が提供するコマンド入力画面(コマンドラインインターフェース)を通じて操作を行う。IPアドレスの割り当てやルーティングの設定、管理者パスワードの設定といった基本的な初期化作業から、障害時の状態確認や復旧まで様々な操作を行うことができる。
コンソール接続に使うケーブルは、かつてはパソコン側がDB-9コネクタ(RS-232C)、機器側がRJ-45コネクタを組み合わせた形状が主流であった。近年のパソコンにはシリアルポートが搭載されていないため、パソコン側がUSBコネクタになっているケーブルや、シリアルポート-USBポートの変換アダプタを介する形態が一般的になっている。接続の際は、ボーレートやデータビットなどの通信パラメータを機器の仕様に合わせて設定する必要があり、値が一致していないと画面が乱れたり入力を受け付けなかったりする。
ネットワーク経由の遠隔管理とは異なり、コンソール接続は機器に電源が入っていればネットワークの状態に関係なくアクセスできる。設定ミスで通信が途絶した機器や、IPアドレスが未設定の出荷直後の機器でも操作が可能である。物理的なケーブル接続を要するため第三者による遠隔からの不正アクセスを防ぐ面もある。データセンターなどでは、複数機器のコンソールポートを一台の「コンソールサーバ」に集約し、ネットワーク越しにコンソール画面へアクセスできる構成も用いられる。
(2026.5.22更新)