コンソール接続 【console session】

概要

コンソール接続(console session)とは、コンピュータからシリアルケーブルなどを介して機器に接続し、文字による対話的な操作を行うこと。ルータなどのネットワーク機器の管理でよく用いられる。

業務用のルータネットワークスイッチなどの機器には通信に用いるイーサネットポートの他に「コンソールポート」と呼ばれる管理用のポートがあり、内部の制御システムを外部の別の機器から操作できるようになっている。

古くはコンピュータとの間でシリアルケーブル(DB-9コネクタ)を繋いでシリアル通信(RS-232C)を行っていたが、近年ではネットワーク機器側がイーサネットポートRJ-45)、コンピュータ側がUSBポートになり、片側がRJ-45、もう片側がUSBコネクタになったコンソールケーブルを用いる。

コンピュータ側からはターミナルソフトなどで機器にアクセスし、管理者としてログインするとコマンドラインインターフェースを通じて機器の様々な機能について設定の表示や変更を行ったり、再起動などの操作を行うことができるようになる。

(2023.10.26更新)

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この記事の著者 : (株)インセプト IT用語辞典 e-Words 編集部
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