リピータハブ 【repeating hub】 シェアードハブ / shared hub / バカハブ

概要

リピータハブ(repeating hub)とは、通信ネットワークの集線装置(ハブ)の種類の一つで、すべての信号をすべての端末に送る機器。構造・動作が最も単純なハブで、信号の増幅や波形の調整程度の物理的な処理しかわない。

ネットワークを連結するリピータrepeater)と同様、単に通信線を連結するだけのハブであり、ある端末から送られてきた信号をそのまま他のすべての端末へ送る。

一方、送られてきた信号からフレームの宛先を解析し、関係のある先にのみ流す制御をハブは「スイッチングハブ」(switching hub)あるいは「ネットワークスイッチ」(単にスイッチとも)という。

リピータハブは構造が単純で安価なため、接続機器や通信量の少ないネットワークであれば十分実用になる場合もあるが、ある程度の規模のネットワークや活発に通信われるネットワークではスイッチングハブによる無駄な通信の削減が有効である。

(2018.8.10更新)

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この記事の著者 : (株)インセプト IT用語辞典 e-Words 編集部
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