読み方 : かめいかこうじょうほう

仮名加工情報

概要

仮名加工情報とは、個人について記録した情報を加工して、他の情報と照合しない限り個人を特定できないようにしたもの。2022年の個人情報保護法改正で関連規定が追加された。
仮名加工情報のイメージ画像

一般的に事業者が顧客の行動履歴などを記録したデータは個人が特定・識別できる状態となっている。これを加工して、氏名や生年月日など個人の特定や識別に繋がる情報を削除したり、ランダムな仮のデータで置き換えたものを仮名加工情報という。

個人情報保護法では、事業者が取得したパーソナルデータの利用や外部提供について本人に十分な説明を行って個別に許諾を得るなどの制約を課しているが、仮名加工情報は本人の同意を得なくても第三者への業務の委託や共同利用などが可能となる。

個人の行動について記録したデータを活用しようとする場合、本人の属性や継続的な行動の追跡などが必要な場合があるが、個人の属性を表す情報を完全に消し去る「匿名加工情報」では、属性や行動履歴などに基づく分析に限界があった。

仮名加工情報では個人特定に繋がる情報以外は残すことができ、氏名なども元の状態に復元できないよう新たに与えた仮のデータで置き換えることができる。これにより、どこの誰なのかは特定せずに、詳細なプロフィールや当人の継続的な活動履歴に基づく分析が可能となった。

(2025.8.31更新)

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この記事の著者 : (株)インセプト IT用語辞典 e-Words 編集部
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