コンフィギュレーションレジスタ【configuration register】configレジスタ
概要

機器に内蔵された不揮発性メモリ(NVRAM)に格納されており、電源を切っても内容は保持される。機器の起動時にオペレーティングシステム(Cisco IOS)がこの値を読み取り、動作モードを決定する。16ビットの各ビットにはそれぞれ役割が割り当てられており、値の組み合わせによって起動時の挙動が変化する。
下位4ビット(ビット0~3)は「ブートフィールド」と呼ばれ、IOSイメージの読み込み元や起動方法など16通りの起動モードを指定する。ビット5・11・12はコンソールポートの通信速度(ボーレート)を指定する。標準的な設定値として「0x2102」が広く使われており、フラッシュメモリ上のIOSを起動し、NVRAMに保存されたスタートアップコンフィギュレーションも読み込む通常運用向けの値である。
運用上特に重要なのが、スタートアップコンフィギュレーションの読み込みを制御するビットである。このビットを有効にすると、起動時に保存済みの設定ファイルを無視して起動する。「0x2142」が代表的な設定値で、管理者パスワードを紛失した際の復旧手順(パスワードリカバリ)で利用される。作業完了後は元の値に戻さないと意図しない起動動作を招くため、変更後の確認が必要である。
現在の設定値はCisco IOSの特権EXECモードで「show version」コマンドを実行すると出力末尾付近に16進数で表示される。値の変更はグローバルコンフィギュレーションモードで「config-register」コマンドを使用し、変更は次回起動時に反映される。なお、Cisco IOS XEなど比較的新しいソフトウェアでは、ブート変数を直接書き換える方式に移行している機種もある。
(2026.6.11更新)