ルート 【route】 経路
概要
ルート(route)とは、経路、道筋、道、路線、航路、通路、順路、手段、方法、(ある経路に沿って)送る、経路を決める、などの意味を持つ英単語。ネットワークルート
通信・ネットワークの分野では、ネットワーク上でデータが送信元から宛先まで伝送される間に通過する中継機器やネットワークの所在情報(アドレス)を並べたものをルートという。現代ではインターネットなどのIPネットワーク上での経路情報を指すことがほとんどである。
機器間やネットワーク間の繋がりに関する情報を収集・管理し、宛先に応じて最適なルートを探索・決定する処理を「ルーティング」(routing)という。経路情報の交換やルーティング、ルート情報に基づくパケットの中継・転送を行うネットワーク機器のことを「ルータ」(router)という。
他の用法
地図ソフトや交通案内ソフト、カーナビゲーションシステムなどでは、出発地から目的地までの交通手段の組み合わせ、移動経路のことをルートという。指定条件に基づいて経路を調べることを「ルート探索」、決定した経路に基いて移動を案内することを「ルート案内」という。
ビデオゲームの分野では、シナリオの進行や攻略の仕方、マップ上の地点のまわり方などに分岐や選択肢がある場合に、枝分かれした各々の進行過程や攻略順序のことをルートということがある。地図ソフトの場合と同じように、単にマップ上での二地点間の移動経路を指すこともある。
ちなみに、根、根本、根源、基底、本質などの意味を持つ “root” とは英語では同じ発音([ru:t])で綴りが異なり、日本語の外来語としては同音異義語となる。アメリカ英語では route を「ラウト」([raut])と発音して root とは区別する場合もある。
(2023.3.26更新)