LSA 【Link State Advertisement】 リンクステート広告

概要

LSA(Link State Advertisement)とは、ルーティングプロトコルOSPFにおいて隣接ルータ間で交換される、周囲のルータの接続状態が記録されたパケット

OSPFOpen Shortest Path First)では経路選択ルーティング)に「リンクステート型」と呼ばれる方式を用いており、ネットワーク内のどのルータとどのルータが隣接しているかという接続情報(リンクステート)を元に経路を選択する。

ルータは自らと直接繋がれた隣接ルータ(neighbor)のリストを保持しており、これを周囲のルータにLSAとして告知する。各ルータは他のルータからのLSAを収集し、ルータ間のリンク状態を集約したデータベースLSDBリンクステートデータベース、トポロジーデータベース)を構築してネットワークの構造を把握する。

LSAには作成主体や伝達範囲、掲載情報によって「Type 1」から「Type 11」までの11種類の形式が規定されている。例えば、Type 1は全ルータがエリア内に通知する自身の隣接ルータ情報ルータLSA)で、Type 2はDR(Designated Router)がエリア内に通知するセグメント内のルータ一覧などの情報ネットワークLSA)となっている。通常はType 1~5、7が用いられる。

(2023.1.12更新)

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この記事の著者 : (株)インセプト IT用語辞典 e-Words 編集部
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