スタブネットワーク 【stub network】
概要
スタブネットワーク(stub network)とは、そこを経由して別のネットワークへ行くことはできない、末端のネットワークのこと。外部との接続経路が一つしかない、ネットワーク上の「袋小路」となっている箇所である。そのネットワークを出入りする通信は、すべて内部に存在する機器と外部との間で行われる。あるネットワークから、そのネットワークを経由・通過して、別のネットワークへデータを転送することはできない。コンピュータなど利用者が直に操作する機器が接続されるのはほとんどがスタブネットワークである。
外部と接続しているルータや回線なども通常は一つだけだが、必ずしも一つに限られているわけではなく、耐障害性向上などのために物理的には複数用意されている場合もある。その場合でも接続先は同じであり、論理的な通信経路としては外部とつながる唯一の窓口となる。
(2020.6.24更新)