PuTTY
概要
PuTTYとは、様々なオペレーティングシステム(OS)やプロトコル(通信規約)に対応した人気の高いターミナルソフトの一つ。オープンソースソフトウェアとして公開されており、オリジナルは英語版だが日本語化されたバージョンも公開されている。コマンド操作でコンピュータを遠隔から制御するターミナルソフトの一つで、TelnetやSSHなどによりネットワーク上の他のコンピュータに接続(ログイン)して遠隔操作したり、コンピュータに接続された周辺機器などと通信することができる。
Telnet、SSH1、SSH2、rlogin、シリアル接続など様々なプロトコルに対応し、上位プロトコルを用いず直接TCP接続を操作する動作モードも用意されている。ポートフォワーディング機能や、SSHで必要な公開鍵の鍵ペア生成、SCPやSFTPによるファイル転送を快適に行う機能なども提供される。
PuTTYの最初のバージョンは1998年にサイモン・テイタム(Simon Tatham)氏によって発表され、MITライセンスに基いてオープンソースとして公開された。WindowsやmacOS(Mac OS X)、各種UNIX系OS、Androidなど幅広い環境で使用することができる。有志により特定の機能が強化された派生版や日本語版などが公開されており、日本でも「Tera Term」と並び長年に渡り定番ソフトの一つとして人気を博している。
(2024.1.16更新)