パケットドロップ 【dropping packets】
概要
パケットドロップ(dropping packets)とは、ネットワーク上の端末や中継機器などが、何らかの理由によりパケットを能動的に破棄すること。伝送経路上でパケットが喪失するパケットロスと同義とする場合と区別する場合がある。端末が外部から受信したパケットや、ルータなどの中継機器が外部に転送すべきパケットを、ソフトウェアの仕様に組み込まれた判断によって破棄する操作のことを意味する。正常な動作の一環として行われる場合と、何らかの問題が生じて起きる場合の両方がある。
正常な動作としてパケットが破棄される場合として、非対応のプロトコルの通信を受信した場合や、パケットの形式や制御情報などが想定外あるいは不正な内容だった場合、パケットフィルタなどで受信や転送を拒否する条件に合致した場合などがある。
問題が生じてやむを得ず破棄される場合としては、通信量が対応可能な上限を超えて受信や転送が追いつかず記憶容量や回線容量から溢れてしまった場合、宛先や伝送経路の情報に誤りや一時的な不具合などが生じ転送処理に失敗した場合、送信先の機器に問題が生じ送信に失敗した場合などがある。
一方、本来届くはずのパケットが通信経路上で喪失してしまい着信しない状態を「パケットロス」(packet loss)という。端末にとってパケットロスが発生した場合、経路途上の中継機器でパケットドロップが行われた結果である場合がある。パケットドロップもパケットロスの一種として区別しないこともある。
(2022.1.24更新)