VTY 【virtual teletype】
ルータなどのネットワーク機器には、通信用のイーサネット(Ethernet)ポート(接続端子)などとは別に管理用としてコンソールポートやAUXポートなどを備えており、コンピュータのシリアルポートなどと直接ケーブルで接続してターミナルソフトなどで対話的に操作することができるようになっている。
この仕組みを通信用のポートを通じて遠隔から使用できるようにしたものがVTYで、LAN上のコンピュータからTelnetやSSHなどのプロトコルで機器にログインし、コンソールポートなどを経由する場合と同じように操作することができる。
操作用の端末をルータに近づける必要がないため特に大規模なネットワークの管理で有用である。一般的なルータ製品では5つ程度の仮想的なVTYポートが用意されていることが多く、物理的なポートと異なり複数の端末から同時にアクセスして作業を行うこともできる。
(2020.9.27更新)