remコマンド 【remark command】
バッチファイル(.batファイル)はWindowsで複数のコマンドやプログラム実行を一つのファイルに記述して一括実行する仕組みで、1行に1つずつコマンドを記述しておくと、プログラムファイルのように起動して1行目から順に連続して実行することができる。
一般的なプログラミング言語のソースコードには後で閲覧した人に各コードの挙動や注意点などを伝えるコメントを残すことができるが、バッチファイルの各行の記述はコマンド実行とみなされるため、コメントをそのまま記述すると実行時にエラーとなってしまう。
そのような場合に「rem コメント」という形式でコメントを記述しておけば、コメント文字列は実行時にはremコマンドの引数とみなされて、単に無視されて何も起きない。画面にも何も表示されないため、実行時に画面に表示されるメッセージを残したい場合は「echo メッセージ」という形でechoコマンドを使う。UNIX系OSのシェルスクリプトでは「#」から始まる行がコメントとみなされる。
(2024.3.25更新)