dirコマンド 【dir command】

概要

dirコマンド(dir command)とは、Windowsコマンドプロンプトで利用できる標準コマンドの一つで、指定されたディレクトリに含まれるファイルディレクトリの一覧を表示するもの。MS-DOS時代からあるコマンドで、UNIX系OSlsコマンドのような機能を提供する。

基本的な書式は「dir パス オプション」で、パスで指定されたディレクトリの内容を一覧表示する。パスの指定がない場合は、現在操作対象になっているカレントディレクトリキー入力を促すプロンプト部分にパスが記されている)の内容を表示する。

主なオプションとして、指定の属性を持つ対象のみを表示する「/a:属性」(D:フォルダ、H:隠し属性など)、小文字で表示する「/l」、指定された項目の順に並び替える「/o:項目」(N:名前、D:日時など)、8.3形式ファイル名も表示する「/x」、一覧を横方向にも並べる「/w」、一画面ごとに停止する「/p」などがある。

パス指定にワイルドカードを含むファイル名を指定することで特定の条件に一致するファイルのみに絞り込んで表示させることもできる。例えば「dir *.exe」とすれば、カレントディレクトリ内にあるEXEファイル拡張子.exeファイル)のみを一覧することができる。

(2023.7.11更新)

他の辞典による解説 (外部サイト)

この記事の著者 : (株)インセプト IT用語辞典 e-Words 編集部
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