copyコマンド 【copy command】

概要

copyコマンド(copy command)とは、Windowsコマンドプロンプトで用いられるコマンドの一つで、ファイルを別のディレクトリにコピー(複製)するもの。

基本的な書式は「copy ファイル名 複製先ディレクトリ名」で、指定したファイルを指定のディレクトリフォルダ)にコピーする。ファイル名パス指定すればカレントディレクトリ以外の場所にあるものを指定することもできる。

「*.txt」のようにワイルドカードでまとめて指定することができ、コピー元にディレクトリ名を指定した場合は内部の全ファイルが対象となる。「file1.txt+file2.txt」のように「+」で複数ファイルを並べると、それらの内容を結合して一つのファイルにまとめてコピーする。

主なオプションとして、複製先に同じファイル名ファイルが既に存在する場合に上書き確認を表示しない「/y」、連結コピー時にデータテキストファイルASCII形式)として扱う「/a」、連結時にバイナリファイルとして扱う「/b」、複製したファイルが正しく書き込まれたか確認する「/v」などがある。

なお、ファイルを複製ではなく移動(複製元を削除)したい場合はmoveコマンドを、ディレクトリおよびサブディレクトリを構造を含めて丸ごと複製したい場合はxcopyコマンドを用いる。

(2023.12.31更新)

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この記事の著者 : (株)インセプト IT用語辞典 e-Words 編集部
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