sfcコマンド 【システムファイルチェッカー】 System File Checker / SFC.exe

概要

sfcコマンド(システムファイルチェッカー)とは、Windowsの標準コマンドの一つで、システムファイル整合性をチェックすることができるもの。管理者モードで起動したコマンドプロンプトPowerShellで「sfc」と入力することで実行できる。

システムフォルダ(C:Windowsなど%WINDIR%環境変数で指定されたフォルダ)内のプログラムファイルなどを順番にスキャンして、破損していたら「システムフォルダ¥System32¥dllcache」に保管された圧縮ファイルから正しい内容のファイルに置き換える。

主なオプションとして、「/scannow」(今すぐスキャン修復実行)、「/verifyonly」(スキャンのみ実施)、「/scanfile=ファイルパス」(指定ファイルのみスキャン修復実行)、「/verifyfile=ファイルパス」(指定ファイルスキャンのみ実施)、

インストールDVDシステム復旧ディスクなどで起動している場合には、「/offbootdir」で起動フォルダを、「/offwindir」でシステムフォルダを、「/offlogdir」でログファイルパスを指定することで、ストレージに格納されたWindowsシステムを対象にスキャン修復を試みることができる。

チェックの結果は「システムフォルダ¥Logs¥CBS¥CBS.log」に保存される。検証の実行日時や検証結果、修復に成功したかどうかなどが記録されている。Windows 2000で導入された機能で、以降のWindowsの各バージョンで標準で利用可能となっている。

(2022.12.13更新)

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この記事の著者 : (株)インセプト IT用語辞典 e-Words 編集部
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