setxコマンド 【setx command】

概要

setxコマンド(setx command)とは、Windowsコマンドプロンプトで用いられるコマンドの一つで、環境変数の作成やの設定をうもの。変更は永続的にシステムに反映される。

Windowsでは環境変数レジストリに保管されており、起動時にシステムに読み込まれる。標準ではコントロールパネルWindowsエクスプローラーから「システムプロパティ」画面を開き、「環境変数」メニューで編集することができる。

setxコマンドを用いて「setx 変数名 値」を実行すると、変数名で指定した環境変数セットできる。変数が存在しない場合は新たに作成する。は他の環境変数名、数値、文字列(""で括る)を指定することができる。削除する機能は提供されず、システムプロパティ画面かレジストリの操作が必要となる。

特に指定がなければ操作者のアカウントでのみ有効なユーザー環境変数となるが、「/m」オプションを指定するとシステム全体で有効なシステム環境変数とすることができる。なお、環境変数を一時的に追加・変更する場合はsetコマンドを用いる。setによる変更は再起動すると失われ、レジストリに保存されたが再び読み込まれる。

(2023.11.29更新)
この記事の著者 : (株)インセプト IT用語辞典 e-Words 編集部
1997年8月より「IT用語辞典 e-Words」を執筆・編集しています。累計公開記事数は1万ページ以上、累計サイト訪問者数は1億人以上です。学術論文や官公庁の資料などへも多数の記事が引用・参照されています。
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