setxコマンド 【setx command】
Windowsでは環境変数はレジストリに保管されており、起動時にシステムに読み込まれる。標準ではコントロールパネルかWindowsエクスプローラーから「システムのプロパティ」画面を開き、「環境変数」メニューで編集することができる。
setxコマンドを用いて「setx 変数名 値」を実行すると、変数名で指定した環境変数に値をセットできる。変数が存在しない場合は新たに作成する。値は他の環境変数名、数値、文字列(""で括る)を指定することができる。削除する機能は提供されず、システムのプロパティ画面かレジストリの操作が必要となる。
特に指定がなければ操作者のアカウントでのみ有効なユーザー環境変数となるが、「/m」オプションを指定するとシステム全体で有効なシステム環境変数とすることができる。なお、環境変数を一時的に追加・変更する場合はsetコマンドを用いる。setによる変更は再起動すると失われ、レジストリに保存された値が再び読み込まれる。
(2023.11.29更新)