ipconfigコマンド
概要
ipconfigコマンドとは、WindowsのTCP/IPネットワーク設定を確認できるコマンドラインツール。コマンドプロンプトを開いて「ipconfig」と入力することで実行できる。動作を指定する各種のオプションが利用できる。オプションなしの通常の表示モードでは、ネットワークインターフェース(NIC/アダプタ)ごとに、接続状況、IPv6アドレス、IPv4アドレス、サブネットマスク、デフォルトゲートウェイ、DNSサフィックスなどを確認できる。
/allオプションを指定するとすべての情報を表示でき、Windows自体のIP設定(ホスト名やプライマリDNSサフィックスなど)や、アダプタごとのMACアドレス、DHCPの有効・無効、DHCPサーバ、DHCPで設定したIPアドレスの取得日時や有効期限、DNSサーバ、NetBT(NetBIOS over TCP/IP)の有効・無効などが追加される。
DHCPで自動設定されるようになっている場合には、/releaseオプション(IPv6は/release6)でアドレスの返上(解放)、/renewオプション(同/renew6)で再取得を強制的に実行することができる。
ipconfigコマンドはWindows 2000/XPから標準で用意されており、それ以前のWindows 95/98/Meではグラフィカルな表示・操作で設定の確認ができるGUIツール(winipcfg.exe)が提供されていた。
UNIX系OSでは似た機能をifconfigコマンド(“interface configuration”の意)が提供しており、macOS(Mac OS X)ではifconfigとipconfigコマンドが両方用意されている。
(2019.3.19更新)