xcopyコマンド

概要

xcopyコマンドとは、Windowsコマンドプロンプトで利用できる標準コマンドの一つで、ディレクトリに含まれるサブディレクトリファイルなどを丸ごと複製することができるもの。

基本的な書式は「xcopy 複製元 複製先 オプション」で、複製元として指定されたファイルディレクトリを複製先に指定された場所に複製する。ファイルのみコピーするcopyコマンドとは異なり、「/S」または「/E」オプションでディレクトリ内部の階層構造(ディレクトリツリー)を丸ごと複製することができる。

主なオプションとして、空のディレクトリ以外を複製する「/S」、空のディレクトリも複製する「/E」、同名ファイルは新しい場合のみ上書きする「/D」、確認メッセージを表示する「/P」、ファイルの内容が正しいか検証する「/V」、複製時にファイル名を表示しない「/Q」、隠しファイルシステムファイルも複製する「/H」、上書き時の確認メッセージを表示しない「/Y」、

「/EXECLUDE:ファイル名1+ファイル名2+…」で複製から除外するファイル名を複数指定することができる。「/D:月-日-年」で指定年月日より新しい最終更新日時のファイルのみをコピーすることができる。copyコマンドとは異なり複製元の指定にワイルドカードは使えない。

(2023.5.1更新)

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この記事の著者 : (株)インセプト IT用語辞典 e-Words 編集部
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