attribコマンド 【attrib command】

概要

attribコマンド(attrib command)とは、Windowsの操作に用いるコマンドの一つで、ファイルディレクトリに設定された属性の表示や変更をなうもの。

基本的な書式は「attrib 属性 ファイル名 オプション」で、属性を省略するとファイルの現在の属性を表示する。各属性はアルファベット一文字で表し、属性の前に「+」を付ければその属性を付与、「-」を付ければ属性を解除する。

属性には「r」(読み取り専用)、「a」(アーカイブ)、「s」(システムファイル)、「h」(隠しファイル)、「i」(非インデックス対象)、「o」(オフライン)、「x」(スクラブなし)などがある。例えば「attrib +r example.txt」なら「example.txtファイルに読み取り専用属性を追加する。

「/d」オプションでディレクトリも対象とすることができ、「/s」オプションで現在のディレクトリおよびサブディレクトリに含まれるすべての該当ファイルファイル名ワイルドカード指定「*」ですべてのファイル)を対象とすることができる。シンボリックリンクショートカット)の場合はリンク先のファイルに適用されるが、「/l」オプションを指定するとリンクファイル自体を操作対象とする。

(2024.2.9更新)

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この記事の著者 : (株)インセプト IT用語辞典 e-Words 編集部
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