読み方 : アトリブコマンド
attribコマンド【attrib command】

基本的な書式は「attrib [属性] ファイル名 [オプション]」である。属性を省略するとそのファイルに現在設定されている属性が表示される。各属性はアルファベット1文字で表し、文字の前に「+」を付けると属性を付与し、「-」を付けると解除する。
指定できる属性として、読み取り専用を表す「r」、バックアップ対象かどうかを管理する「a」(アーカイブ)、オペレーティングシステム(OS)の動作に必要なファイルを示す「s」(システムファイル)、通常の操作では表示されない「h」(隠しファイル)、検索インデックスの対象外とする「i」(非インデックス対象)などがある。属性名は大文字と小文字を区別しない。例えば「attrib +r example.txt」と実行すると、「example.txt」に読み取り専用属性が設定される。
オプションとして「/s」を付けると、指定フォルダ以下のサブフォルダを含む全ファイルを再帰的に処理でき、「/d」を付けるとフォルダ自体も操作対象となる。ファイル名にワイルドカード「*」を使えば複数ファイルをまとめて処理することも可能である。シンボリックリンクに対しては既定でリンク先のファイルが操作対象となるが、「/l」を付けるとリンクファイル自体の属性を変更できる。
attribコマンドはMS-DOSの時代から提供されている古いコマンドで、Windows 10やWindows 11でも引き続き利用できる。エクスプローラーのプロパティ画面では操作できない属性も変更できるため、システム管理やバッチファイルによる自動化処理などで用いられることが多い。
(2026.7.7更新)