書式

概要

書式とは、文書や書類の定められた様式や雛形。または、文字や文章など見栄えや体裁。

書類などについて書式という場合は、規則などで定められた形式や項目、要件を満たす文書の体裁などのことを指す。

英語で対応する語としては “format” (フォーマット)が用いられることが多いが、見本や記入例、雛形の形になっているものは “template” (テンプレート)、空欄に書き入れて埋めていく体裁のものは “form” (フォーム) とも呼ばれる。

文字書式

文字について書式という場合は、文字の見た目や飾りの設定のことを指し、英語では “style” (スタイル)という。

文字サイズ、文字幅、太字(ボールド)、斜体(イタリック)、下線、傍線、打ち消し線、ルビ(ふりがな)、傍点(圏点)、文字色、背景色や網掛け、立体文字、影文字、袋文字(白抜き)、回転・反転などが含まれる。フォント書体)は分類上は文字書式の一部だが、ソフトウェアによっては他の書式設定とは独立した項目になっていることもある。

また、広義には文字間隔や行間隔、文字揃え、字下げインデント)なども含まれるが、こうした複数の文字の位置関係に関する設定は文字の書式とは区別して段落書式などということもある。

(2018.10.11更新)

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この記事の著者 : (株)インセプト IT用語辞典 e-Words 編集部
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