WebLogic【Oracle WebLogic Server】
概要

中心となる「WebLogic Server」は、Javaで開発された業務アプリケーションを動作させるための実行基盤である。サーブレットやJSP、EJBといったJava技術を用いたアプリケーションを運用でき、トランザクション処理、データベース接続管理、メッセージング機能なども提供する。複数のサーバを組み合わせたクラスタ構成や負荷分散の仕組みも備えており、多数の利用者が同時にアクセスする大規模なシステムでも安定した稼働を維持できる。
Oracle Fusion Middlewareの主要製品として、WebLogic Serverのほか「WebLogic Integration」や「WebLogic Portal」などの関連ソフトウェアで構成される。同社のデータベース製品や開発ツール、運用管理ソフトウェアとの連携機能も充実している。近年ではコンテナ技術への対応が進み、オンプレミス環境に加えてクラウド基盤上での運用も可能となっている。利用企業のシステム規模や運用形態に応じて、柔軟な構成を選べる。
WebLogicの起源は1990年代にさかのぼる。当初はWebLogic社という企業が、世界最初の独立した商用Javaアプリケーションサーバの一つとして開発した。1998年にTPモニタ製品「Tuxedo」で知られるBEA Systems社がこの企業を買収し、WebLogicはBEA社の主力製品の一つとなった。2008年にはOracle社がBEA Systems社を買収し、WebLogic製品群はOracle社の製品系列に組み入れられた。Oracle社はJava言語そのものの開発元でもあるため、買収後はJava EE環境、現在のJakarta EE環境における代表的な製品として位置を固め、現在も企業向けJavaアプリケーション基盤として継続的に開発・提供されている。