EAR形式 【Enterprise ARchive】 .earファイル

概要

EAR形式(Enterprise ARchive)とは、Java EE(Jakarta EE)におけるソフトウェアのパッケージ形式の一つ。サーバへのアプリケーションの展開(デプロイ)などに用いられる。標準のファイル拡張子は「.ear」。

Java EEで開発されたWebアプリケーションなど、サーバに展開する複雑で大規模なソフトウェアを収納・配布することを想定したファイル形式で、JBossWildFly、WebSphere、WebLogicといったWebアプリケーションサーバに展開される。

内部はEJBなどを格納したJARファイルWARファイル、設定ファイルなどを所定のディレクトリ構造で格納し、全体をZIP形式で圧縮して一つのファイルにまとめた構造となっている。JARやWARはそれ自体がJavaの圧縮パッケージ形式であり、展開時にはその内部のファイル群も読み出して配置される。

(2023.8.16更新)