クラスパス【class path】
概要

Javaではソースコードをコンパイルすると「クラスファイル」が生成され、実行時にはプログラム本体に加えて外部ライブラリや自作の部品を読み込む必要がある。これらのファイルは同一の場所に配置されるとは限らず、複数のディレクトリやアーカイブに分散して保存されることが多い。
実行環境はコンピュータ全体を探索するのではなく、あらかじめ指定された範囲のみを調べるため、その探索先をまとめて定義したものがクラスパスである。指定できる対象にはディレクトリのほか、拡張子が「.jar」や「.zip」のアーカイブファイル(圧縮ファイル)が含まれ、複数の場所を区切り文字で連結して記述する。区切り文字はWindowsではセミコロン「;」、LinuxやmacOSではコロン「:」が標準である。
位置はOSのパス表記で記述する。実行時には文字列の左側(先頭側)から順に探索が行われ、最初に見つかったクラスが読み込まれる。同名のクラスが複数存在すると結果が変わることがある。設定が不適切な場合には必要なクラスが発見できず、「ClassNotFoundException」などの例外が発生する。
設定方法としては、OSの環境変数「CLASSPATH」に登録する方法や、javaコマンドやjavacコマンドのオプションで指定する方法がある。ビルドツールや実行スクリプトの設定に含めて管理することも多く、外部ライブラリの追加やバージョン変更に応じて調整される。パッケージ名とディレクトリ構造は対応するため、基点となるディレクトリの指定を誤ると正しいクラスが読み込まれない場合がある。
(2026.4.9更新)