JNDI 【Java Naming and Directory Interface】
概要
JNDI(Java Naming and Directory Interface)とは、Javaで標準的に利用されるAPIの一種で、Javaプログラムから様々な種類のディレクトリサービスなどにアクセスする標準的なインターフェース仕様を定義したもの。JNDIを利用すると、名前とオブジェクトを関連付けて外部のサービス(他のプログラムやネット上のサーバなど)に登録したり、所在や名前を表す文字列をサービスに問い合わせ、対応するデータやJavaオブジェクトなどを取得することができる。
標準でファイルシステムやDNS、LDAP、RMIレジストリなどに対応しているほか、サービス側がJNDIの問い合わせに対応するための標準インターフェース(SPI:Service Provider Interface)も定義しており、独自のサービスを追加することもできる。
JNDIはプログラムやサービス間でやり取りをするためのインターフェース仕様のみを定めており、それ自体はディレクトリなどのサービスを提供しない。利用するには何らかの具体的なサービスが必要となる。
(2020.2.6更新)