Seasar 【Seasar2】

概要

Seasar(Seasar2)とは、主にJava関連の開発ツールなどを開発・公開している日本のオープンソースプロジェクト(The Seasar Project)、および、その母体となっているNPO法人(Seasarファウンデーション)。

プロジェクトの主要な成果である、Javaによるソフトウェア開発ためのフレームワーク「Seasar2」や、その中心であるAOP対応のDIコンテナ「S2Container」のことを単にSeasarということもある。

Seasar2はJava EEによる大規模開発を効率的になうためのフレームワークで、従来より必要な設定ファイルを削減し、依存性を分離して記述することで生産性の高いプログラム開発を可能にする。

DIコンテナの「S2Container」とAOP機能を提供する「S2AOP」を中心に、データベースアクセスのための「S2Dao」、Strutsフレームワークとの連携を容易にする「S2Struts」、動的Webページ生成のための「S2JSF」など、関連する様々なソフトウェアツール開発・公開されている。

同様の機能をJava以外のプラットフォームにも提供する、「Seasar.NET」(Microsoft .NET環境向け)や「Seasar.PHP」(PHP環境向け)などの派生プロジェクトも存在する。

プロジェクトの主要なソフトウェアの多くは2016年に開発終了となっており、ソースコードを入手して使用することはできるものの、同プロジェクトによるサポートや更新はわれない。

(2020.1.23更新)

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この記事の著者 : (株)インセプト IT用語辞典 e-Words 編集部
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