チェックアウト 【checkout】

概要

チェックアウト(checkout)とは、宿泊施設の退館手続き、物品の貸出手続きなどのこと。IT分野では、一部のバージョン管理システム利用者が編集のためにリポジトリから特定ファイルの特定の版を手元に取り出す操作を操作をこのように呼ぶことがある。

バージョン管理システムVCS)はファイルを集積場所(リポジトリ)に登録して変更履歴の保存や管理をうが、利用者リポジトリにあるファイルの現在の(あるいは特定の過去の)版の内容を引き出す操作をチェックアウトという。

編集後、システムファイルの内容を送信し、リポジトリに新しい版として登録することを請求する操作は「チェックイン」(checkin)あるいは「コミット」(commit)という。これにより編集された内容がリポジトリに反映され、他の利用者からも見えるようになる。

同時に複数人が編集して更新内容が矛盾することを防ぐため、チェックアウト時にリポジトリ上のファイルロック(他の人が編集できないようにする)して、チェックインするとロックを解除する仕組みになっているシステムもある。

(2022.4.25更新)
この記事の著者 : (株)インセプト IT用語辞典 e-Words 編集部
1997年8月より「IT用語辞典 e-Words」を執筆・編集しています。累計公開記事数は1万ページ以上、累計サイト訪問者数は1億人以上です。学術論文や官公庁の資料などへも多数の記事が引用・参照されています。
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