トレーサ 【tracer】

概要

トレーサ(tracer)とは、何らかの対象の移動や変化の追跡や捕捉をうための装置や物質、仕組みなどのこと。ITの分野では、半導体内部の状態を把握する装置やコンピュータプログラムの実行状態を解析するソフトウェアなどの用例が知られる。

プログラミングツールのトレーサ

プログラムの修正を補助するツールの一種で、プログラムの実行過程を記録して可視化するソフトウェアをトレーサという。

トレーサ上でプログラム実行すると、その過程を追跡・記録し、実行された命令を順番に、レジスタ変数などの状態と共に表示してくれる。これを見ることで、プログラムが意図したとおりに動作しているかを調べたり、どこに誤りがあるかを発見するのが容易になる。

(2019.11.30更新)
この記事の著者 : (株)インセプト IT用語辞典 e-Words 編集部
1997年8月より「IT用語辞典 e-Words」を執筆・編集しています。累計公開記事数は1万ページ以上、累計サイト訪問者数は1億人以上です。学術論文や官公庁の資料などへも多数の記事が引用・参照されています。
ホーム画面への追加方法
1.ブラウザの 共有ボタンのアイコン 共有ボタンをタップ
2.メニューの「ホーム画面に追加」をタップ
閉じる