トランク 【trunk】

概要

トランク(trunk)とは、幹、胴体、主要部分、主要な、幹線(の)、自動車の後部荷室、などの意味を持つ英単語。

ブランチとトランク

ソフトウェアソースコードバージョン管理などにおいて、現在主流となっているコードの系統のことをトランクという。そこから枝分かれした別の系統を「ブランチ」(branch:枝)と呼ぶ。

自身が他からの枝分かれではない(親ブランチを持たない)ような系統のことを指し、システムによってはメインライン(mainline)などと呼ばれることもある。

トランキング

通信ネットワークの分野で、複数の回線ポートなどを束ねて複数の端末利用者で共有することをトランキングtrunking)と呼び、一体化された対象を「トランクポート」「トランク回線」「トランクリンク」「トランク接続」のように呼ぶ。

細かなたくさんの枝が合流して太い幹になるイメージからこのように呼ばれ、同じ周波数帯を複数の主体で共同で使用する無線通信方式や、電話交換機間を結ぶ基幹回線ネットワーク装置間で複数のケーブルを束ねて一体的に運用する技術などが該当する。

trunc

切り取る、切り捨てるなどの意味を持つ “truncate” (トランケート)の略号として “trunc” を用いる場合があり、これを俗に「トランク」と発音することがある。データベース管理システム表計算ソフトプログラミング言語などで、数値の小数部を切り捨てる関数の名前などに用いられることがある。

(2019.4.16更新)

他の辞典による解説 (外部サイト)

この記事の著者 : (株)インセプト IT用語辞典 e-Words 編集部
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