オブジェクトブラウザ【object browser】
概要
IDEのオブジェクトブラウザ
統合開発環境(IDE)におけるオブジェクトブラウザは、プログラムで利用できるクラスやインターフェース、メソッド、プロパティ、列挙型などを一覧表示する機能である。ソースコードを直接読み進めなくても、既存の要素の構造や仕様を確認できるため、APIの調査や既存コードの理解に活用される。
表示できるのは、プログラミング言語やSDK(Software Development Kit)のクラスライブラリなどにあらかじめ定義されたオブジェクトが中心だが、開発者がプログラム中で定義したオブジェクトを解析して表示できる製品もある。あるクラスを選択すると、そのメソッドやプロパティが展開され、引数や戻り値の型、継承関係なども確認できる。目的の要素を選択することでソースコードの該当箇所へ移動したり、関連ドキュメントを参照したりする機能と連携する場合も多い。
DBMSのオブジェクトブラウザ
データベース管理システム(DBMS)におけるオブジェクトブラウザは、データベース内のテーブルやビュー、インデックス、ストアドプロシージャ、トリガーなどを階層的に表示し、それぞれの定義や設定内容を参照・操作する機能である。接続先のデータベースを選択すると格納されているオブジェクトがツリー形式で展開され、テーブルのカラム名やデータ型、制約条件などを確認できる。
グラフィカルな操作画面(GUI)上でSQL文を入力せずにデータの閲覧・編集や新規オブジェクトの作成・削除も行える製品が多く、運用管理やデータベース設計の確認作業で利用される。データベース管理ツールに組み込まれた形で提供されるほか、独立したクライアントツールとして提供される場合もある。
(2026.6.1更新)
