リバート 【revert】
概要
リバート(revert)とは、取り消す、差し戻す、巻き戻す、逆戻りする、元に戻す、立ち返る、顧みる、先祖返りする、などの意味を持つ英単語。IT分野では、変更を取り消して直前の状態に戻す操作などを指すことが多い。バージョン管理システム(VCS)では、リポジトリに変更を反映(コミット)した後、何らかの理由でこれを取り消して以前の状態に戻す操作のことをリバートという。Gitでは「git revert」コマンドがこれに該当する。
バージョン管理システムに限らず、文書管理システムやコンテンツ管理システム(CMS)、Wikiなどで、文書やページの現在の版を破棄し、過去に記録された編集・更新記録を用いて直前の版(あるいは任意の時点の過去の版)に差し戻す操作をリバートという。
類義語として、コンピュータの操作画面で直前の操作を取り消して操作前の状態に戻す「アンドゥ」(udo)や、データベースのトランザクション処理などで異常時に処理を打ち切って直前の状態に差し戻す「ロールバック」(rollback)などがある。
(2023.9.22更新)