ローカルリポジトリ 【local repository】

概要

ローカルリポジトリ(local repository)とは、Gitなどの分散バージョン管理システムで、利用者の手元のコンピュータに作成・複製されたリポジトリ利用者が直にファイルの編集などをうことができる。

バージョン管理システムにより利用者の操作しているコンピュータストレージ内に設けられたリポジトリで、複数のファイルを保存して変更履歴を管理したり、階層構造のディレクトリファイルを整理することができる。

分散バージョン管理システムではこれとは別にネットワーク上のサーバに設けられた「リモートリポジトリ」(remote repository)があり、プロジェクトを管理する大本のリポジトリとして複数の利用者の作業結果を統合して管理している。

リポジトリに変更を加えるには、まずリモート側からローカル側へファイルを複製する。初回にすべてのファイルを複製する操作を「クローン」(clone)、一部のファイルを取り込む操作を「プル」(pull)あるいは「フェッチ」(fetch)という(Gitではpullfetchは動作が異なる)。手元で編集したファイルは「プッシュ」(push)操作でリモート側へ送信、「マージ」(merge)操作で大本のファイル系列(ブランチ)に統合する。

(2021.11.29更新)

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この記事の著者 : (株)インセプト IT用語辞典 e-Words 編集部
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