デバッグログ 【debug log】
概要
デバッグログ(debug log)とは、コンピュータプログラムが実行時に動作状況を記録したファイル。不具合が生じたときに原因を探って修正するデバッグ作業のために用いることが多いためこのように呼ばれる。内容や形式はソフトウェアごとに様々だが、プログラム起動から終了までに起きた重要な出来事を日時と共に時系列で記録する形になっていることが多い。プログラムが意図せず異常終了した場合には最後に何が起きたのかを知る手がかりとなる。
何を記録するかはプログラム側であらかじめ決まっており、処理の正常終了の報告、不正常な状態の警告、エラーの通知などで構成される。それぞれの記録項目についてコードやメッセージ、発生箇所、発生時の状態を表すデータなどが記録され、問題点の把握に役立つ。
完成後のソフトウェアではデバッグログを記録する機能は(内部に組み込まれてあるが)オフに設定してあることが多く、記録を開始するには設定画面などで「ロギングを有効にする」などの操作を行う必要がある。ログファイルはストレージ上のあらかじめ決まった位置に決まったファイル名で作成されることが多い。
(2021.11.18更新)