ファイルマネージャ 【file manager】

概要

ファイルマネージャ(file manager)とは、ファイルを管理するための操作画面やソフトウェアのこと。ファイルの一覧、移動、複製、削除、改名などをったり、階層型のディレクトリ(フォルダ)などを用いてまとめたりすることができる。

オペレーティングシステムOS)がストレージの記憶内容を管理するファイルシステムへのアクセス手段を提供するもので、コンピュータに接続された記憶装置や装置内での位置を指定すると、その場所にあるファイルディレクトリを一覧表示し、様々な操作をうことができる。

どのような操作が可能かはシステムによるが、ファイルディレクトリの名前や属性の一覧を表示したり、対応付けられたアプリケーションを用いて開いたり、改名や移動、複製、ゴミ箱への移動、完全削除などを指定できることが多い。

グラフィック操作(GUI)機能を持つOSの多くは標準でファイルマネージャを内蔵しており、「ファイラー」(filer)などの名称、あるいは固有のプログラム名(「エクスプローラー」「ファインダー」など)で呼ばれることも多い。

「ファイルマネージャ」という呼称はどちらかというとOSが標準でそのような機能を提供していないシステムスマートフォンなど)や、WebサーバWeb上のサービスなど利用者が遠隔からコンピュータを操作するシステムで用いられることが多い。遠隔操作型のシステムの場合は利用者の手元のコンピュータとの間でファイルを送受信(アップロード/ダウンロード)する機能などが提供されることもある。

(2022.1.4更新)

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この記事の著者 : (株)インセプト IT用語辞典 e-Words 編集部
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