フレームアグリゲーション 【frame aggregation】

Wi-Fiでは有線のイーサネット（Ethernet）と同じデータの送受信単位であるフレーム（MACフレーム）を単位とし、一度の送信動作で一つのフレームを送り出すが、フレームアグリゲーションを導入すると複数のフレームを併合して一度に送り出すことができ、無線通信を効率化することができる。連結の仕方により「A-MSDU」と「A-MPDU」の2つの方式が用意されている。

A-MSDU

「A-MSDU」（Aggregate MAC Service Data Unit）方式の場合、通常は「無線ヘッダ+MACヘッダ+ペイロード+FCS」という構成で行う一回の送信を「無線ヘッダ+MACヘッダ+ペイロード+ペイロード+…+FCS」という具合に最長8KBまで複数のペイロードを連結して行う。送信回数が減ることで無線ヘッダの伝送時間や送受信制御のための待ち時間を削減できる。

A-MPDU

「A-MPDU」（Aggregation MAC Protocol Data Unit）方式の場合、通常は「無線ヘッダ+MACフレーム」という構成で行う一回の送信を「無線ヘッダ+MACフレーム+MACフレーム+…」という具合に最長64KBまで複数のMACフレームを連結して行う。送信回数が減ることで無線ヘッダの伝送時間や送受信制御のための待ち時間を削減できる。

関連用語

アクセスポイント

【AP】

フレーム

【frame】

LAN

【Local Area Network】

クライアント

【client】

サーバ

【server】

プロトコル

【protocol】

暗号化

【encryption】

アプリケーションソフト

【application software】

無線LAN

【wireless Local Area Network】

Wi-Fi

脆弱性

【vulnerability】

無線LANアクセスポイント

【WAP】

端末

【terminal】

SSID

【Service Set Identifier】

ネットワーク

【network】

IEEE 802.11n

【Wi-Fi 4】

チャネル

【ch】

セキュリティ

【security】

無線

【wireless】

アグリゲーション

【aggregation】