ルータモード 【router mode】 RTモード
概要
ルータモード(router mode)とは、ルータ製品の動作モードの一つで、本来の設計・用途の通り、ルータとして動作させること。ルータとしての機能をオフにして、ネットワークスイッチや無線アクセスポイントとして動作させるモードとの対比のために用いられる用語。一般的なルータ製品には、異なるネットワーク間(家庭内LANとインターネットなど)の通信を中継・転送するルータとしての機能と、同じネットワーク内で機器間の通信を中継するネットワークスイッチやハブ、ブリッジ、無線アクセスポイントなどの機能の両方が搭載されている。
主に家庭向けのルータ製品には、ルータとしての機能をオフにして、直接接続された装置間での通信だけを行なう「ブリッジモード」(BRモード)「アクセスポイントモード」(APモード)「ハブモード」などと呼ばれる動作モード(機能はいずれもほぼ同じである)が用意されている。こうしたモードではなく、本来のルータとしての動作モードのことをルータモードと呼ぶ。
ルータモードとブリッジモードなどとの切り替えは動作モードの切り替えは筐体側面などにあるツマミやスイッチなどで行う機種が多く、ルータモードを示す「RT」、アクセスポイントモードを示す「AP」、ブリッジモードを示す「BR」などの符号が記載されている。
(2020.3.9更新)